米国ライフジェム本社に行ってきました!レポート4
●ダイヤモンドの結晶核をカプセルに
炭素抽出工程にて抽出された炭素は非常に純度が高く細かなものですが、品質のよいダイヤモンドをおつくりするため、さらに振動機にかけて細かなグラファイトにします。
次にダイヤモンド合成装置へいれるためのカプセルを作ります。カプセルは高温高圧に耐えうる素材でできており、このカプセルの中でダイヤモンド原石が成長していきます。
ダイヤモンド合成装置内では、微量の水分が含まれていても結晶化がうまくいきません。そのためカプセルの素材は、常に適切な温度と湿度に保たれた加熱オーブンに保管されています。
●カプセルを圧力でプレス
まずはご遺骨から抽出した非常に細かな粒子の炭素(グラファイト)を筒状の容器に入れ約4トンの圧力でプレスし、平たい円柱状にします。
次に、結晶核(シード)、ダイヤモンドの結晶化を誘導する金属触媒、先ほどプレスしたご遺骨から抽出した炭素の順にカプセルへ収め、このマシンでさらに4トン以上の圧力プレスをかけられます。
このカプセルの中にごく微量のホウ素を入れることで美しいブルーのダイヤモンドをつくることができます。
このカプセル内はいくつもの層でできており、この層の配置が非常に重要で、正しく配置されていないとダイヤモンドがつくられません。
その後、圧力をかけられてできたこのカプセルは、地球内部でダイヤモンドが生成されるのと同じ環境をつくり出すことができるライフジェム社の高性能なダイヤモンド合成装置に入れられます。
合成装置の中では高温と高圧により、金属が融解し触媒となり、結晶核(シード)に引き寄せられた炭素が結晶化しダイヤモンド原石へと成長していきます。
ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて
くわしくはライフジェムジャパンのホームページでご確認ください。
http://www.lifegem.co.jp/