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四十九日はなぜ49日なのでしょうか。

2015年6月3日

大切なご家族を亡くしたとき、お通夜、葬儀は深い悲しみの中で
慌ただしく追われて過ぎてしまうものですね。

 

その後、仏教の場合、亡くなってから七日ごとに法事・法要があります。
四十九日までの法要を「追善法要」と言います。
この間七日ごとに閻魔大王による裁きが行なわれ、極楽浄土に行けるかどうかの判定が下されるのが四十九日目です。
では、いったいなぜ49日目の日が必要なのでしょうか。

 

これは、七日毎の閻魔大王の裁きを受けた上で、
49日目にその判定が下されるのが、七回目である四十九日だからです。

 

本来であれば
七日ごとに追善供養をするのが亡き人への供養になるのですが、
中には四十九日だけ法要をしたいという方もいらっしゃいます。

 

七日毎の供養をしてもしなくても、四十九日というのは
故人の冥福を祈るための重要な節目であることには変わりありません。
家々により考え方は違うでしょうが、
故人が成仏できるようにお祈りする気持ちが大切ですね。

 

葬儀後のあわただしさから、少し落ち着きを取り戻し、
故人を偲んで法要を執り行い、身近な人々と共に供養を行う
のにとてもよい期間なのかもしれません。