今注目されている桜葬について
「エンディングノート」「遺産相続」近年、メディアなどの報道によって
「最期の時間」を意識する機会は増えてきました。
生前に自分自身の生き方だけでなく最期の時間を考えることは
自分のためにも残された家族のためにもとてもよいことだと思います。
その中で「自然葬」という言葉を以前にもご紹介しました。
自然葬の中でも今回は「桜葬」について解説します。
桜葬とは故人のご遺骨を摂理に従って、自然に還すことを目的して行われます。
宗派などには関係なく対応できるので、幅広い方から注目を浴びられています。
桜葬は桜を墓標とする樹木葬とよばれる形式の一例です。
桜葬が人気であるひとつの理由としては、継承者を必要としないという点が挙げられます。
最近では、遠方のためお墓まいりに
行きたくても行くことができない家族が増えてきました。
墓地は山中や郊外にあることも多く、
高齢の方は出向くだけでもかなり大変です。
先祖代々受け継がれてきたお墓を守ることはとても大切なものですが、
生活様式に合わせて変えていくことも重要かもしれません。
桜葬の場合は、埋葬されている桜を見に親族が墓地へ赴くことも可能です。
ただ従来の墓地よりは、縛りがなくなるのです。
もし桜葬を好む場合は、生前にその旨を伝えるようにしておきましょう。