エリアによる「改葬」率の違い
前回は、全国的に「改葬」の件数が増えており、2017年にはじめて10万件を突破したことを取り上げました。
また、都道府県別にみると、人口の多い東京都などと並んで、北海道や鹿児島、長崎など地方での件数が多いのが目立つことも指摘しました。
そこで今回はより詳しく、人口10万人あたりでの改葬数を都道府県別にみてみることにします。結果はグラフの通りです。
全国平均(千人あたり約0.8件)を1として比較すると、倍率の高い上位には長崎県を筆頭に西日本の県が並びます。
※全国平均より2倍以上の県
長崎県 3.02倍
鹿児島県 2.95倍
山口県 2.56倍
福島県 2.35倍
沖縄県 2.19倍
高知県 2.05倍
和歌山県 2.02倍
佐賀県 2.01倍
島根県 2.00倍
対照的に、東日本は全体的に改装率が低く、特に東北や北陸は首都圏や近畿圏より低いくらいです。
これだけ明確に改葬率に差があるということは、何らかの理由があるのでしょう。
例えば、長崎、鹿児島、沖縄などは離島が多く、地理的要因が関係しているのかもしれません。
あるいは、西日本と東日本では、お墓に対する意識に何か違いがあるのかもしれません。
地域的な改葬率の違いについては、いずれまた改めて考えてみたいと思います。
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