誕生石の歴史
宝石に対する人間の憧れが生み出したのが、「誕生石」です。
誕生石とは、12種類の宝石をそれぞれの色や象徴によって12カ月に割り振り、自分の誕生月にあたる宝石を身に着けていると幸運がやってくるという風習です。
その由来については諸説ありますが、古くは紀元1世紀頃のユダヤの歴史家ヨセフスによって、ユダヤ教の大祭司の胸当てにはめ込まれた12の宝石から来ているといわれます。
そのほか、旧約聖書の出エジプト記にあるイスラエルの12部族や、12天使、黄道十二星座(天球上で太陽が1年かけて通過する十二の星座)などによるとする説もあります。
ただ、誕生石はそれほど古いものではなく、実際に誕生石を着用したのは18世紀ごろにユダヤ人の間だとされます。
月ごとにその月に当たる宝石を順に取り替えて着用するやり方もあったようですが、いまでは着用する人の誕生月に当たる宝石を着用するのが一般的です。
さらに、現在の誕生石に割り振りは、1912年にアメリカの宝石組合が定めたものが基準になっており、かなり新しいものです。
ちなみに、各月の誕生石とその象徴(意味)は次の通りです。
1月 ガーネット … 貞操、真実、友愛、忠実
2月 アメシスト … 誠実、心の平和
3月 ブラッドストーン/アクアマリン/サンゴ … 沈着、勇敢、聡明
4月 ダイヤモンド … 清浄無垢
5月 ヒスイ/エメラルド … 幸運、幸福
6月 真珠/ムーンストーン … 健康、長寿、富
7月 ルビー … 情熱、仁愛、威厳
8月 サードオニックス/ペリドート … 夫婦の幸福、和合
9月 サファイア … 慈愛、誠実、徳望
10月 オパール/トルマリン(ピンク) … 心中の歓喜、安楽、忍耐、悲哀の克服と幸 福
11月 トパーズ/シトリン … 友情、友愛、希望、潔白
12月 トルコ石/ラピスラズリ … 成功の保証
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