合成ダイヤモンドのつくり方(3)
ライフジェムのメモリアルダイヤモンドは、遺骨や遺髪から純度の高い炭素を取り出し、人工的な高温高圧状態で結晶化させてつくります。こうしたダイヤモンドを合成ダイヤモンド、人工ダイヤモンドを呼びます。その作成方法などについてご紹介します。
- 結晶のでき方の違い
前回、合成ダイヤモンドのつくり方にはいくつかの方法があることを取り上げましたが、それぞれの方法でダイヤモンドの結晶の成長の仕方が異なります。また、天然ダイヤモンドの結晶の成長も、合成ダイヤモンドとは異なっています。
それぞれ、どのようにして結晶が成長するのでしょうか。
まず、天然ダイヤモンドはピラミッド2つを底面でくっつけたような正八面体の結晶として成長します(図の右)。
地球の奥深い地底で、非常に高い圧力と高い温度のもと、気の遠くなるくらい長い時間をかけて正八面体の各面(正三角形)が、徐々に大きくなっていくのです。
そのため、天然ダイヤモンドの原石は正八面体として発掘されます。
これに対して、ライフジェムのメモリアルダイヤモンドもそうですが、HTHP法(高温高圧法)でつくられる合成ダイヤモンドは、天然ダイヤモンドとほぼ同等の高温高圧でつくられますが、正八面体の各頂点のところが削られ立方体の面(正方形)となったような形で結晶が成長していくとされます(図の中央)。
CVD(化学気相蒸着)法になるとさらに大きく異なり、雪が降り積もるように上向きの一方方向に結晶が成長していきます(図の左)。
※GIA資料より
https://www.gia.edu/JP/gia-news-research/manmade-diamonds-questions-answers
このように天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドはそれぞれ、結晶の成長の仕方が異なりますが、内部の構造そのものに違いはなく、宝石として加工すればほとんど見分けがつかないといわれています。
ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて
くわしくはライフジェムジャパンのホームページをぜひ、ご覧ください。