ジュエリーの歴史(4) ブレスレット
ジュエリー(宝飾品)には様々な種類があり、それぞれ独自の歴史があります。
今回は、ジュエリーの中でも最も古くからある「腕輪(ブレスレット)」の歴史を簡単に振り返ってみます。
「腕輪(ブレスレット)」は手首や腕、ひじにはめるリング状の装身具です。特に、手首に着けるものを「バングル」、二の腕に着ける場合は「アームレット」と呼ぶこともあります。
ブレスレットの歴史は古く、ネックレスとともに最古の装身具で、例えばイラクでは紀元前2万年から1万年前頃の中石器時代の洞窟から腕輪が発見されています。
当時は動物の骨や牙、貝殻、木、石などの素材をつなぎ合わせて作ったものだったようです。
腕輪はその後、次第に宗教的な目的で利用されるようになり、古代アッシリアやバビロニアなどではラピスラズリ(瑠璃)や水晶の宝石を用いていました。
時代がさらに下がると、ブレスレットは次第に宗教的な目的よりも装飾的な意味合いが濃くなり、ヨーロッパでは12世紀ころから女性専用のアクセサリーになっていきました。
日本でも縄文時代の遺跡から、貝で作った「貝輪」が出土しています。
「貝輪」とは、貝殻でつくられた腕輪のことで、「貝釧(かいしろ)」とも呼びます。
「貝輪」や「貝釧」は男女ともに身に着けており、特に二枚貝や大型の巻貝を用いて作ったものは権威や特殊な地位の象徴として用いられたようです。
※東京国立博物館資料
https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0012544
弥生時代になると銅でつくられたものが見られるようになり、さらに古墳時代になると碧玉などでもつくられ、これらは「手纏(たまき)」や「釧(くしろ)」と呼ばれていました。
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