GIAについて(1) GIAの誕生と歴史
ライフジェムでは、故人のご遺骨やご遺髪から炭素を抽出してお作りする「メモリアルダイヤモンド」に、GIA(Gemology Institute of America:米国宝石学会)認定の鑑定士による「鑑定書」をお付けしています。
GIAとはどのような組織なのか。何回かに分けてご紹介します。
GIAは1931年にアメリカで設立された非営利の宝石研究機関であり、ダイヤモンドのほかカラーストーン、真珠に関しての世界的権威といわれます。
ホームページによれば現在、GIAは13ヶ国・14都市で 10のキャンパス、9つのグレーディングと宝石鑑別のラボ、4つのリサーチセンターなどを展開しており、また1931年の創立以来、36万5千人を超える卒業生を輩出しています。
GIAを設立したのは、Robert M. Shipley(ロバート・M・シップリー)です。
Robert M. Shipley(ロバート・M・シップリー)
https://www.gia.edu/JP/gia-about
彼は1920年代のアメリカで宝石商として成功を収めていましたが、ある時、得意客2人から自分の専門知識のなさを思い知らされたといいます。
当時のアメリカの宝石業界では、ダイヤモンドの取引において共通の評価基準がなく、様々な表現や用語が使われていました。
シップリーはそこでヨーロッパに渡り、英国ゴールドスミス協会が提供する宝石学の通信教育を受講しました。
英国ゴールドスミス協会はロンドンにある教育研究機関で、1904年にロンドン大学に加盟するとともに、1908年には英国宝石学協会(The Gemmological Association of Great Britain)を設立した組織です。
シップリーは1929年に米国に戻ると、1930年9月にロサンゼルスで「宝石学予備コース」を始めました。
彼の目標は、宝石商をトレーニングして“認定”を与え、宝飾品の取引に対する消費者の信頼を回復することでした。
こうして1931年、シップリーはGIA(Gemological Institute of America)を設立し、認定宝石鑑定士という専門的な目標につながるホームスタディーコースを開始したのです。
その後、GIAは宝石を売買する際の知識、倫理、基準の向上に取り組むとともに、ダイヤモンドの評価における世界標準となった「4C」のグレーディングを確立したり、ダイヤモンドの鑑定や評価に用いる様々な機材や装置の開発も積極的に進めました。
ライフジェムの「メモリアルダイヤモンド」にお付けする「鑑定書」は、こうしたGIAの基準によるものであり、高い信頼性を持っています。
※参考:GIAホームページ
https://www.gia.edu/JP/gia-about
ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて
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