GIAについて(2) ダイヤモンドの世界標準「4C」の考案と普及 - 遺骨ダイヤモンド・遺灰ダイヤモンドの製造 ライフジェムジャパン 公式サイト

GIAについて(2) ダイヤモンドの世界標準「4C」の考案と普及News

ライフジェム トップスタッフブログGIAについて(2) ダイヤモンドの世界標準「4C」の考案と普及

GIAについて(2) ダイヤモンドの世界標準「4C」の考案と普及

2020年10月16日

ライフジェムでは、故人のご遺骨やご遺髪から炭素を抽出してお作りする「メモリアルダイヤモンド」に、GIAGemology Institute of America:米国宝石学会)認定の鑑定士が鑑定を行った「鑑定書」をお付けしています。

GIAとはどのような組織なのか。今回は「4C」について取り上げます。

 

 

 

ダイヤモンドの鑑定や評価において、いまや世界標準となっているのが「4C」です。

「4C」とは、カラー(color)、クラリティ(clarity)、カット(cut)、カラット(carat)の頭文字を合わせたものです。

 

「4C」の考え方と用語は、1940年代の初頭、GIAの創設者であるRobert M. Shipley(ロバート・M・シップリー)が考案したもので、もともとはGIAで宝石学を学ぶ人たちがファセットカットされたダイヤモンドの特徴を表す4つの要因を覚えやすくするためだったといいます。

 

それまで、重量を表すカラット(carat)については広く使われていましたが、その他のCについてはかなり混乱した状況があったようです。

 

例えば、カラー(color)については、ほぼ無色のダイヤモンドには「川」や「水」といった用語が使われたり、南アフリカの喜望峰の周辺地域で産出された淡い黄色のダイヤモンドは「ケープ」と呼ばれたりしていました。

 

また、クラリティ(clarity)については「without flaws(欠陥なし)」や「with imperfections(欠陥あり)」、カット(cut)については「made well(上出来)」あるいは「made poorly(難あり)」といった大雑把な表現しかありませんでした。

 

そこにGIAでは明確なグレードを設定し、国際ダイヤモンドグレーディングシステムとして確立し、普及させたのです。

 

カラー(color   … GIAでは、無色から淡黄色のダイヤモンドを対象に、D から Z の色域を設定。どの程度無色に近づいているかにより評価します(色がないほど価値が高くなる)。

クラリティ(clarity) … 結晶内の内包物や表面のブレミッシュがないことの程度を対象に、GIAでは11のグレードを設定しています。

カット(cut)  …  ダイヤモンドの美しさや輝きを左右するのがカットです。AIGでは7つの要素の評価に基づいて、ExcellentからPoorまで5段階で評価します。

カラット(carat) … ダイヤモンドの「重量」の単位で、1カラットは0.2gです。この基準は1913年に米国で採用され、その後まもなく他国でも採用されました。

 

こうしたAIGの「4C」は、ライフジェムにお付けする「鑑定書」においても同じように用いられています。

 

 

※参考:GIAホームページ

https://www.gia.edu/JP/gia-about

 

 

ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて

くわしくはライフジェムジャパンのホームページをぜひ、ご覧ください。

http://www.lifegem.co.jp/