新型コロナでダイヤモンドが売れている?
2020年1月頃から始まった新型コロナの世界的な流行で、旅行業界や飲食業界などはいまなお大きなダメージを受けています。
一方で、いち早く回復し、好調な業界もあります。そのひとつがダイヤモンドなどを扱うジュエリー(宝飾品)業界です。
背景にあるのは、経済の回復期待で世界的に株価が上昇していること。富裕層ほどその恩恵を受けています。
また、海外旅行や高級レストランでの食事などいわゆる“贅沢消費”については、感染再拡大の懸念などからなお全開というわけにはいきません。
そこで、余ったお金がダイヤモンドなどのジュエリーに向かっているというわけです。
新聞報道等によれば、昨年半ばに一時、6%ほど落ち込んだ研磨済みダイヤの国際相場はほぼコロナ前の水準に回復しています。
ジュエリーの世界的な市場である中国や米国では、2021年2~3月の売上高が軒並み前年比2倍程度になりました。
日本国内でも、業界関係者によると、昨年9月ごろから数百万~数千万円の高額ジュエリーの受注が入るようになっているそうです。
こうした結果、世界的にダイヤモンドの流通在庫は、ほぼ過去10年で最低レベルとなり、ダイヤ鉱山大手のデ・ビアス(英国)やアルロサ(ロシア)は原石の販売価格を引き上げています。
また、世界の約9割のダイヤの原石を研磨し、世界各地に輸出するインドでは、鑑定が遅れて供給のネックになっているともいいます。
インドでは以前なら1週間程度で取れた鑑定書が、最近は1カ月半かかるというのです。
ちなみに、以前にも何度か取り上げましたが、ダイヤモンドの鑑定では、米国宝石学会(GIA)が開発した「4C」(カラット、カラー、クラリティー、カット)が世界標準になっており、専門家がひとつずつルーペなどで品質を見極め、鑑定書を付けます。
当社のメモリアルダイヤモンドもすべて、GIAの基準に基づく鑑定書が付いていることを改めてお伝えしておきたいと思います。
ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて
くわしくはライフジェムジャパンのホームページをぜひ、ご覧ください。