アフターコロナ時代の弔い(1) 非対面で遠方からでも簡単「オンライン葬儀」
新型コロナウイルスの感染もようやく落ち着いてきたようですが、対面での葬儀や遠方への墓参りが難しくなった中、新たな「弔い」の形が広がっています。
そうした新しい弔いの形をいくつか取り上げてみます。
ビジネスでいまや当たり前になったのが「リモート」での会議や打ち合わせ。それが葬儀の分野にも及んでいます。
そもそも、葬儀を振り替えたり、延期したりすることは難しいもの。かといって、何十人もが集まる従来のような葬儀を行うのもコロナ禍では非現実的。
そこで登場したのが、「オンライン葬儀」です。
例えば、大手老舗葬儀社の大野屋が始めたのが「お葬式オンライン参列」。
喪主や遺族が希望を伝えると、「お悔みページ」を大野屋スタッフが作成、「QRコード」が案内されます。それをSNSやメールでゆかりのある方たちへ送信・拡散。QRコードを読み込むと、スマホやパソコンからメモリアルアルバムを閲覧したり、お葬式のライブ配信を見たりできます。2020年6月から始めており、費用は無料です。
https://www.ohnoya-funeral.com/news/2020/06/news20200623-01.shtml
大手老舗葬儀社のセレモニーも「スマートセレモニー」という名称で、同じようなサービスを提供しています。
葬家の専用ページを設け、訃報案内にQRコード・URLを記載してメールやLINEなどでゆかりのある方たちへ送信。葬儀の模様はライブ配信(無料)されるほか、葬儀後もオンライン上で映像データを保管できます。
また、供花・弔電や香典の受付、返礼品の選択などもオンライン上でクレジットカード決済により手続きできたりします。
さらにオプションとして、故人の思い出の写真や映像を動画に編集したメモリアルムービーや葬儀の模様をまとめたメモリアルデジタルアルバムの作成も可能です。
https://www.sougi.info/smart-ceremony/
アフターコロナの時代になってもおそらく、実際の参列と組み合わせた形でこうした「オンライン葬儀」は広く利用されると思います。
ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて
くわしくはライフジェムジャパンのホームページをぜひ、ご覧ください。