アフターコロナ時代の弔い(2) 参列のほか香典や記帳、供花の手配も可能な『スマート葬儀』
新型コロナウイルスの感染もようやく落ち着いてきたようですが、対面での葬儀や遠方への墓参りが難しくなった中、新たな「弔い」の形が広がっています。
前回は「オンライン葬儀」を取り上げましたが、その発展系といえるのが葬儀に関連したさまざまな手続きもすべてオンラインでできるサービスです。
代表的なのが、葬祭ベンチャーのライフエンディングテクノロジーズ(東京・港)が手がける『スマート葬儀』と名付けたオンライン葬儀システム。
一つ一つの葬儀に専用ページが用意され、遺族や友人がリモートで葬儀に参列できるだけでなく、芳名帳への記帳、香典のクレジット決済、供花、供物、返礼品のクレジット決済での手配、焼香、QRコードでの受付、メモリアルアルバム(故人の写真)のアップロードなどもすべてオンラインでできます。
https://smartsougi.jp/
利用するには、このシステムを導入している葬儀社を通して申し込めばOK。
喪主が負担する利用料は葬儀社がそれぞれ自由に設定していて、無料で提供している場合もあるそうです。
2020年5月のサービス開始から1年あまりで1千件を超える葬儀で使われ、約1万5千人が利用したとか。
なお、この会社では今後、死亡診断書や火葬許可証、埋葬許可証といった書類の申請についてもオンライン化するなど、ライフエンディングに関わるさまざまな手続きのDXを検討しているといいます。
ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて
くわしくはライフジェムジャパンのホームページをぜひ、ご覧ください。