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変わりつつあるお墓の意識と実態(1) 新しく購入されたお墓の過半数が「樹木葬」、「納骨堂」が第2位にNews

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変わりつつあるお墓の意識と実態(1) 新しく購入されたお墓の過半数が「樹木葬」、「納骨堂」が第2位に

2023年10月10日

人口減少という大きな流れとコロナ禍という想定外の混乱があいまって、お墓をめぐる日本人の意識と実態が劇的に変化し始めています。おそらくこれから10年でお墓や葬儀、供養のあり方はいまとはまったく違った形になる可能性があります。

そうした変化を追ってみます。

 

火葬が普及した明治以降、日本人にとってお墓といえば寺院や自治体が運営する墓地に建てられた「〇〇家之墓」「先祖代々之墓」という家族墓(一般墓)ではないでしょうか。

その形も最近でこそ洋風のものが増えてきましたが、多くは芝台(敷石)の上に中台石、上台石、竿石を積み重ねた和型です。

ところが近年、こうした石でできた「一般墓」を求める人が急速に減っています。鎌倉新書が運営するお墓の情報サイト「いいお墓」が行った「第14回お墓の消費者全国実態調査(2023年)」によると、購入したお墓の種類で「樹木葬」が過半数を超えるとともに、一般墓は「納骨堂」にも抜かれたそうです。

 

図表 購入したお墓の種類(2022年)

※「第14回お墓の消費者全国実態調査(2023年)」鎌倉新書

https://guide.e-ohaka.com/research/survey_2023/

 

「樹木葬」が「一般墓」を上回ったのはすでに3年前の第11回(2020年調査)のことで、そのときは前年から一気に10ポイント以上、一般墓が減って樹木葬が増えました。それから一貫して「樹木葬」の割合が高まってきており、「納骨堂」もほぼ横ばいという中で、「一般墓」のみがどんどんシェアを落としているのです。

これはつまり、新しいお墓や墓じまいにともなう改葬がどんどん「樹木葬」に流れているということではないでしょうか。

 

図表 購入したお墓の種類(2018年→2019年)

 

※「第11回お墓の消費者全国実態調査(2020年)」鎌倉新書

https://guide.e-ohaka.com/research/survey_2019/

 

 

少子高齢化と人口減少という大きなトレンドが今後、さらに加速していくことを考えると、「一般墓」が減る流れはおそらく今後も続くでしょう。それは、前回とりあげた無縁墓が増えているという現象にも通じます。

実際に存在するお墓の多くはいまなお「一般墓」ですが、いずれ「伝統墓」や「旧式墓」といった名称になっていくのではないかとさえ感じます。

 

 

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