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変わりつつあるお墓の意識と実態(4) 葬儀や法要についても簡素化、省略化の流れNews

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変わりつつあるお墓の意識と実態(4) 葬儀や法要についても簡素化、省略化の流れ

2023年12月1日

お墓をめぐる日本人の意識と実態がいま、劇的に変化し始めています。今回は葬儀や法要についての簡素化、省略化の流れについて見ていきます。

  

前回は、公益財団法人全日本仏教界と大和証券が行っている「仏教に関する実態把握調査(2022年度)」から、いまあるお墓を移すだけでなく、お墓は不要という人が増加していることを紹介しました。

今回も引き続き、この調査から注目されるポイントを取り上げます。

 

お墓のあり方について簡素化、省略化の流れがみられますが、それは当然、葬儀や法要についても同じです。

例えば、葬儀といえばこれまで、通夜の行った翌日に葬儀と告別式を行い、その後火葬にするという2日型が一般的です。

この点について調査結果では、「普通の葬式(2日間で通夜・葬儀を執り行う)を希望する人が「自身の葬儀」では53.9%、「家族の葬儀」では62.8%を占めます。

それと同時に「一日の葬式」を希望する人が「自身の葬儀」では20.1%、「家族の葬儀」でも21.6%に達します。

また、注目されるのは「一日の葬式」を希望する人は年代が高くなるほど増える傾向がみられることです。葬儀を身近に感じているようになるにつれ、簡素なものでいいと考えているように見えます。

 

図表 執り行いたい葬儀

https://www.jbf.ne.jp/wp-content/uploads/site211/files/pdf/bukkyoureport2022.pdf

 

法要とは亡くなった方の冥福を祈って供養をする仏教の儀式で、初七日、四十九日、一周忌、三周忌と続き、最後は「上げ法要」として三十三回忌や五十回忌が行われます。

しかし、これについても今回の調査結果では、「自身の法要」については36.5%が不要と答えています。特に、菩提寺なしの層では、20代から60代以上まで年齢に関わらず40%台から50%台にもなります。

菩提寺がある層でも「3回忌」以降、「7回忌」からは必要と思うという比率が5割を割り込み、法要の短縮化の流れが伺えます。

 

かつて「冠婚葬祭」は地域社会におけるコミュニケーションにとって不可欠の機会であり、特に「葬」は家族や個人にとっても自分たちのルーツや血のつながりを確認する大事なイベントでした。

しかし、核家族化や少子高齢化が進む中、お墓のみならず葬儀や法要についても簡素化、省略化の流れが加速していることは明らかです。

これからは私たち一人ひとりが、新しい「葬」の形を模索していく時代になるのではないでしょうか。

 

図表 必要と思われる法要

https://www.jbf.ne.jp/wp-content/uploads/site211/files/pdf/bukkyoureport2022.pdf

 

 

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