終活の実態と最新事情(1) ますます高まる終活への関心
コロナ禍を経て、終活への関心がますます高まっているようです。終活の実態とその最新事情を探ってみます。
そもその「終活」という言葉が登場したのは15年ほど前のことです。2009年、雑誌の連載記事のタイトルに「終活」という言葉が使われたのが最初とされており、「人任せにしない自分の終わり方」を考えるとともに「人生を前向きに生きるための活動」という意味で用いられました。
2011年には終活カウンセラー協会ができ、同協会では終活を「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をより良く自分らしく生きる活動」と定義しています。また、「終活」は2012年に流行語大賞のトップ10にノミネートされ、その後、広く社会に広がりました。
いまや多くの有名人が自身の終活について公表したり、全国各地で終活に関連したイベントが開催されたりして社会に広がっていきました。
NPO法人ら・し・さ(終活アドバイザー協会)が2020年11月に行った「終活意識全国調査」では、全体の96.4%が「終活」という言葉を知っています。また、認知度は年代が高くなるほど上がりますが、20代でも93.0%が知っていると回答しています。
図表1 あなたは、「終活」という言葉を知っていますか?
https://www.ra-shi-sa.jp/_rashisa/wp-content/themes/rashisa/pdf/20210903_shukatsu-ishiki-survey.pdf
また、終活アプリ「楽クラライフノート」を展開するNTTファイナンス株式会社が2021年11月に行った「50代以降における終活に関する実態調査2021」によると、7割以上の人が終活に興味を示しており、25%前後の人は強い興味を示しています。
図表2 ご自身で行う終活にご興味はございますか?
https://lifenote.ntt-finance.co.jp/report20211128
わずか15年ほどであらゆる世代に浸透していることが分かります。
ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて
くわしくはライフジェムジャパンのホームページをぜひ、ご覧ください。