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終活サービスの最新事情(5) いろいろ広がる民間の終活サービス

2024年5月7日

コロナ禍を経て、終活への関心がますます高まっているようです。今回は民間が提供している「終活サービス」について取り上げてみます。

 

社会全体に終活への関心が高まっており、それにともない終活を支援する民間企業のサービスが増えています。

主な対象は、独身の方(おひとり様 )です。おひとり様は身近に頼れる人がいないことが多く、例えば「入院しなければならなくなったときの保証人をどうするか」「万が一、亡くなった後のことはどうすればいいのか」といった心配があります。

そこで、身元保証や葬儀・納骨・遺品整理などの事務を行うサービスを行っている企業・団体が増えているのです。

 

例えば、三井住友信託銀行では201912月から「おひとりさま信託」の取扱いを開始しています。これは、終活に関する費用を確保しつつ、生前は電子媒体を活用したエンディングノートの保管、SMSによる安保確認などを提供。また、お亡くなりになった後は同行が紹介する一般社団法人(※)が必要な事務処理を行ってくれます。

※一般社団法人安心サポート

三井住友信託銀行および三井住友トラスト・ホールディングスにより、高齢者に関連する福祉の増進に寄与することを目的として設立された社団法人

「金銭信託タイプ」と「生命保険タイプ」の2種類あり、前者は元本保証の金銭信託を利用し、最低預入金額300万円から申し込めます。後者は生命保険契約を活用することで比較的少ない金額で利用できます。

https://www.smtb.jp/personal/entrustment/after

 

また、東京電力ホールディングスの子会社、東京電力エナジーパートナーは224月から「さいごまで安心サービス」という商品を提供しています。

プランは基本(792000円)、ライト(506000円)、フリー(429000円〜)の3タイプあり、専任のファイナンシャルプランナー(FP)による相談とエンディングノート作成サポートが共通です。基本プランでは加えて、ご逝去直後の緊急対応、葬儀の手配、公共サービスの解約などのサービスが受けられます。

ライトプランはご逝去直後の緊急対応と葬儀の手配がなく、フリープランはFP相談とエンディングノート作成のほかは自分で必要なメニューを選べます。

https://www.tepco.co.jp/ep/kizuna/index-j.html

 

 

このほか、入院時の身元保証、健康相談や見守り、遺言書作成、死後事務委任などのサポートを提供する団体がいろいろあります。

代表的なところをいくつかあげております。ご利用を検討されるさいは、サービスの内容や料金体系など事前によくご確認ください。

 

一般社団法人終活協議会          https://shukatsu-kyougikai.com/

一般社団法人えにしの会          https://enishinokai.jp/

一般社団法人プラスらいふサポート     https://pluslifesupport.or.jp/

一般社団法人全国シルバーライフ保証協会  https://www.bestfirmgroup.jp/zenkoku-sl/

公益社団法人シニア総合サポートセンター  https://www.senior-ssc.com/

特定非営利活動法人りすシステム      https://www.seizenkeiyaku.org/

 

 

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