ご遺骨からなぜダイヤモンドがつくれるのか(1) 共通点は原子番号6の「炭素」
「ライフジェム」は故人のご遺骨からつくるメモリアルダイヤモンドの世界的なブランドです。ご遺骨からなぜダイヤモンドがつくれるのか、その仕組みやポイントを改めて詳しくご紹介します。
ご存じのように、物質はすべて多数の「原子(げんし)」から構成されています。「元素(げんそ)」とはこれら原子の種類のことで、現在のところ1番目の水素から118番目のオガネソンまで118種類の元素が発見されています。
- 元素の周期表
※https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%A8%E6%9C%9F%E8%A1%A8
ご遺骨からなぜダイヤモンドがつくれるのか。
結論から申し上げれば、ご遺骨には原子番号6の炭素(元素記号はC)が含まれています。そして、ダイヤモンドは炭素のみからできた結晶です。
つまり、ご遺骨から炭素を取り出し、それを結晶化させることでダイヤモンドをつくることができるのです。
ちなみに、炭素が地球上にどれくらい存在しているかというと、実はかなり少ないのです。
地球上の元素を重量比で多い順に並べると、1位が酸素(47%)、2位がケイ素(29%)、3位がアルミニウム(8%)、4位が鉄(6%)、5位がカルシウム(4%)などとなっていて、炭素はなんと14番目、重量比では0.08%に過ぎません。
その一方、人体に含まれる元素については、1位が酸素(65%)、2位が炭素(18%)、3位が水素(10%)、4位が窒素(3%)、5位がカルシウム(1.5%)などとなっています。
- 人の体の構成元素
※http://aoi-clinic.jp/aoi_oligo.html
これを体重50kgに人に当てはめると、酸素が約33kg、次いで炭素が約9kg、水素が約5kg、窒素が約1.5kgとなり、炭素の割合がかなり多くなります。
しかも、人体に含まれる酸素の多くは水(H2O)として存在しており、筋肉や脂肪、骨などの約半分(重量比)は炭素なのです。
筋肉や脂肪、骨などをつくっているタンパク質や脂質は、炭素をベースにして水素、酸素、窒素などが結びついたできているからです。
ダイヤモンドは炭素のみからなる結晶ですから、ご遺骨からダイヤモンドをつくるには、ご遺骨の中から炭素を抽出することが必要になります。
人体には炭素が比較的多く含まれているとはいえ、ご遺骨にはカルシウムなど他の元素も混じっており、いかに純粋な炭素を集められるかが鍵なのです。
ご遺骨、遺灰からつくるメモリアルダイヤモンドについて
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