遺骨ダイヤモンド・遺灰ダイヤモンドの製造工程

製造工程Process

遺骨ダイヤモンド・遺灰ダイヤモンドの
製造工程をご紹介します

ライフジェム トップ製造工程

透明度の高いダイヤモンドをつくるために

ライフジェムはシカゴ(イリノイ州)にある自社施設でダイヤモンドをおつくりしています。この施設はアメリカ国内においてダイヤモンドを合成する最先端かつ唯一の施設です。ライフジェムのダイヤモンドには多くのご注文をいただいており、施設はフル稼働しています。

製造工程ムービー

process1ID番号の取得

はじめにお客様からのお申込みを受けますと、米国ライフジェム社よりお客様固有のID番号が 与えられます。これは、取り違いを防ぎ、製造工程を円滑に進めるためのものです。その後お預 かりしたご遺骨は貴重品輸送で米国まで空輸されます。

また、日本ライフジェムジャパンと米国ライフジェム社とは独自のコンピューターシステムでつ ながっており、お客様のダイヤモンドの状況が迅速に検索できるようになっております。

process2炭素精製工程

ダイヤモンドを合成するために、まずお預かりしたご遺骨、または毛髪から、炭素のみを取り出します。ダイヤモンドは炭素が結晶化してできたものであるため、純粋な炭素のみを取り出すことがとても重要です。

それぞれのIDナンバーが刻印された特殊な耐熱性容器の中にご遺骨または毛髪をお入れし、熱処理により炭素を抽出していきます。この耐熱性容器は3,000度の高温に耐えうることができます。この容器はただ一度のみ使用可能な容器となっており、IDナンバーを刻印することで、取り違えなどの危険性を防ぎます。

※ID番号が彫られた容器

また、この工程では、グラファイトと呼ばれる結晶状の炭素粒子へとさらに精製していきます。純度の高いグラファイトは高品質で美しいダイヤモンド製造のためには欠かせないものとなります。ライフジェムはこのご遺骨や毛髪から炭素を抽出する工程において特許を取得しており、また高い精製技術を有しております。

ご遺骨や毛髪から抽出した炭素は一粒75ミクロン以下に統一されたグラファイト微粒子へと変化します。個々の粒子の大きさがそろった微粒子体にすることで、より高品質なダイヤモンドの結晶化につながります。

※抽出されたカーボングラファイト(炭素)

抽出されたグラファイト微粒子は次に結晶化工程へと進みます。

process3圧縮結晶化工程

当社が保有する超高温高圧を生み出すダイヤモンド合成装置のうちの2基です。それぞれの装置は重さがなんと6トンもあります。
これらの装置は、5万気圧以上の超高圧と1300℃以上の超高温を発生させることができます。これらの装置により、ダイヤモンドが生成される、地球内部の非常に高温高圧な環境と同じ状態を作り出すことができます。

この装置の電気系統の銅線は非常に太く、非常に大きな電力を必要とします。

※電気系統の銅線

次のような流れで、圧力機のなかでダイヤモンド結晶と成長していきます。

  • 精製・抽出されたグラファイトは地球内部の温度と圧力を再現する特別な圧力機に入れ、高温高圧を加えることによってダイヤモンドを造成していきます。

  • 厳密に計算された温度と圧力により精製された炭素(グラファイト)をひとつひとつの原子に分解し、結晶化されたダイヤモンドの原石に組成させます。 圧力過程をより長くすることにより、ダイヤモンド原石が大きくなります。

  • カッティング前のダイヤモンドが造成されます。その結晶内部構造はダイヤモンドでしか見られない炭素分子の連鎖構造をとっております。ライフジェムダイヤモンドは天然のダイヤモンドと分子的に同一で、硬さ、光沢、光輝すべてにおいても天然と全く同じ特性を有しています。

  • 装置の内部の圧力板は超高圧に耐えうる特注の特殊合金でできています。

  • この装置の中にダイヤモンド原石の核となる部分を正しく適切に配置し、圧力をかけることが高品質なダイヤモンド原石を作るためにとっても重要です。

  • ダイヤモンド製作に15年の経験と実績が培われたライフジェムですが、地球内部と同じ超高圧、超高温を生み出す装置を稼働させることは非常に危険が伴います。そのため安全に配慮しています。1,300度を超える高温な状態は、適切に管理し続けないと、電気装置や装置部品に大きなダメージを与えかねません。また透明度の高いダイヤモンドを作製するためにも、温度の制御は非常に重要です。

    冷却装置
    非常停止ボタン
  • 圧力機へと入れられる、それぞれのグラファイトは、結晶核となる部分、結晶を誘導する金属とともに、高温高圧に耐えうるカプセル状にする必要があります。 これらはカプセル内で正確に配置されることが重要です。そのためカプセルは圧力機へ入る前に8トンの圧力プレスをかけられます。

  • カプセルは非常に湿気に影響を受けやすいため加熱オーブンにて、常に適切な温度と湿度に保たれております。

  • 粒子状だったグラファイトをダイヤモンド結晶成長へと誘導するために使用された金属合金は、結晶化工程の完了後冷却されると、ダイヤモンド原石と一体化しています。金属の中からダイヤモンドの原石を取り出すためには、酸性の溶液につける必要があります。

  • 出来上がった原石を金属と分離するためには特殊な薬剤を使用します。 薬剤は非常に強い酸性のため、取り扱いには専用の防具と専門機器が必要となります。

  • 酸性の溶液により、ダイヤモンド原石のみが取り出されました。

process4ラフカット

圧縮工程によって造成された、カッティング前のダイヤモンドです。

原石はまずラフカットされます。このとき、圧縮工程のさい原石の種となっていた部分は切削されます。

process5ダイヤモンドカッティングとレーザー銘刻

熟練された技術者によりそれぞれのかたちにカッティングと研磨が施されます。またこの工程で世界で唯一の証となるレー ザー刻印を施します。

process6鑑定

出来上がったダイヤモンドはGIA認定鑑定士により、カラット数の測量、鑑定が行われます。

こちらの鑑定書はご契約いただいた方全員に無料でお渡しいたします。 GIA(アメリカ宝石鑑定学会)の認定した鑑定士が、その確かな品質を証明いたします。