『触れられなくなった娘に心で触れている』
娘が旅立って十年近くなります。しかし納骨できず今もそのまま置いております。
「お墓を立てて納骨しないと成仏しない。」と言ってくれる方もいらっしゃいましたが、
お墓に入れて雨が降る夜は寂しいだろう、雪が降ると寒いだろうと心配ばかりするなら
一緒に住んでいたいと思い今に至ります。
今までは写真を持ち歩いていましたが、写真は折れた跡や色が悪くなってきます。
もっと近くに娘を感じたいと思い、遺骨ダイヤモンドを作り指輪にすることにしました。
今は私の指で美しく、娘らしく輝いてくれています。
この輝きを見ていると私の心はすごく安心と安らぎをもらえます。
触れられなくなった娘に心で触れている、一緒にいていると感じることができました。
お別れは悲しいことですが、そんな中でも遺骨ダイヤモンドのおかげで、
私のように心が少し温かく安らぐ方が一人でも多くいらっしゃることを心から願っています。
大阪府 平山様